影切り薮払いをやる。
110123(日)晴れ 九州北部、最高気温10度未満が、昨年末から連続で20日以上続いている。知らない方は南国九州、暖かいというイメージだが、九州も北部地方は日本海側の気候なのである。寒いのだが、そうも言ってられない。この時期しか出来ない作業がある。家の回りのじゃまになった樹々や竹、その他の薮の整備がそうだ。そういう作業をこのあたりでは「影切り」と呼ぶ。冬以外の季節は多忙で、たとえ気になっていても、そういう所まで手が廻らない。「影切り」はこの季節が適切なのだ。
今日は、年々荒れ地を席巻し始めている家下の竹林を整備する。放っておけば辺りは竹に覆われてしまうだろう。ここの土地は私の家の土地ではない。持ち主は別におられるのだが、その方もここまで手が廻らず、事実上、私の家の管理に任されている。
竹は8月位に整備した方が良い…という話は知っている。が、現実的には、8月はこのあたり背丈位の凄い夏草に覆われ、蝮もいる。中に入れたもんじゃないのだ。その点、冬は草も枯れているし蝮の心配もない唯一の季節。なので、こういう作業に適してる。最初は寒いが、作業してると体も暖まって来る。
竹や薮、或は、葛(かずら)は、鉈(なた)で、倒していく。中には、あたりの葛に覆われてがんじがらめになっている竹がある。葛に田舎のしがらみを投影する自分がいる。気がつくと何時の間にか絡みつかれ、がんじがらめになるんだよね~あはは。(苦笑)葛も竹も切り落とす。土地の境界線まで作業をやる。
こういう作業の良い所は、やればやっただけ、はっきりと仕事後が判ることである。また、スピードと効率を特に要求されてる訳でもない。頭の中は自由。体は動かす。シンプルだ。寒かったがうっすらと汗もかく。冬のひんやりした大気が心地良い。これで経済が成り立てば最高なのだが…。あはは、である。
本日もご訪問ありがとうございます。良い事がありますように…!