田圃の虫を取る-その2。

続けざまの課題

8月18日(火)。田圃の虫の処理方法が中々決まらなかった。理由は、成るべく農薬を使用せずに作りたいからだ。しかし事態は、『自然は待ってはくれない』。(自然の掟、その1)、母と何度も意見を交換し合った後、他に手の打ちようが今現在の知識で無い以上、薬を噴霧することにした。

 

ここで、ここでだ、『け!。なぁ〜ンだ農薬使うんだぁ〜』、と、お思いの、全国の主に都市に住み、自然食に詳しく、マクロビでも、玄米でもやっている、アナタに、言いたい。

 

私だってそうしたい。しかし現状は、実際のところむずかしい。苗の段階から、苗代を作り、手植えし、それも、稲同士の間隔をもっと広げ(私の田圃は一般のところよりは広い)て作って、様子を見るしかない。

 

苗代を作るには、小さな苗代用の田圃が必要。今の私の所ではそれを

確保するのが物理的にむずかしい。等々。

 

それに、アナタが食べてるお米、ブランド米にせよそうでないにせよ、完全無農薬米以外全て!、このような、虫取り作業農薬の噴霧を経て作られているもんなのですよ。全てです。その辺の認識はよろしく願いますネ。

 

                ★


そういう言う訳で、事態を察した「田圃の師匠」が、アポなし早朝、噴霧器を持って来て頂く。我が家には噴霧器ない。昔あったが、もう田圃作らないと思ったので、処分したのだ。師匠に深く感謝し、夕方、薬入れ準備し、現場へ行き、いざ、エンジンスタート、起動ヒモを引っ張る。「プちーん!」

起動ヒモ切れる。!!!、一巻の終わり。ヒモが切れたらどうしょうもない。考えてもしょうがないので、即戻ることに。

 

そこで発見した別の問題。虫で困ってる田圃に、気付くと岸側、(山側)イノシシの夥しい足跡、田圃の畦を壊してる所もある。見回ってみるとこれが岸側殆どやられている。どうやらイノシシの『ご挨拶まわり』があったようだ。今日、私が田圃に来たのは、夕方が初めて。昨晩来たのだろう。

 

虫で困っているのだが、イノシシが田圃に入っても困る。稲がつぶされるし、臭いがつくらしい。急遽、『げんぼく』と呼ばれる、イノシシ除けの柵と電線を、預けてある近所のK子さんのお宅へ。国の中山間地事業で

以前地域で購入していたが、未だ必要ないと思ってやってなかったのだ。

考えが甘かったのかもしれない。

 

『おうおう、何でも、新入りが田圃を作ってるそうだぜ、オレタチに一言もなく、ちょっくら、ご挨拶に伺おうじゃねーか!』イノシシ側としてはそう言う感じだったのかも知れない。ワカラナイけど。          

                ★

 

事情を話し、K子さん宅で、イノシシ除けセットを用意していた時、『実は、虫が出て〜』とこれまでの経過を話す。そうしたら、K子さん『私んちの噴霧器でホース付けて、やるんなら手伝うわよ!』。何かと積極的で、思いきりよく、行動的なK子さんはこの地域にお嫁に来て、新しい風を惑星ハシグチに吹き入れておられる方。私のお隣で田圃も作っている。

これは、渡りに船、こんな展開になるとは思わなかったが、急遽、K子さんの、献身的なスーパー協力によって、以下の画像のような要領で、田圃の虫退治を決行!。

 

専用のマスクをお互いしているとはいえ、体に決していいものではない農薬散布に、わざわざ、手伝って頂いた。それも私よりほんの少し年上というだけの女性の方なのに!この体を張った、決死の献身サポート!皆さんに見て頂きたい!

 

噴霧器はK子さんが。背負う。(単に慣れてるという理由だけで!)(はい、このホース持っ て反対側ね!)テキパキ適切な指示!
噴霧器はK子さんが。背負う。(単に慣れてるという理由だけで!)(はい、このホース持っ て反対側ね!)テキパキ適切な指示!
ホースには適度な間隔で穴があいている。そこから、噴霧器の勢いで薬ガ落ちる仕組み。
ホースには適度な間隔で穴があいている。そこから、噴霧器の勢いで薬ガ落ちる仕組み。
噴霧しながら画像収める、決死の一枚!。三往復、訳10分位で終了、こんなことを手伝って くれる人など(女性で!)まず、いないだろう!お礼の言葉もない!ただただ感謝! K子さん!ありがとうございます!
噴霧しながら画像収める、決死の一枚!。三往復、訳10分位で終了、こんなことを手伝って くれる人など(女性で!)まず、いないだろう!お礼の言葉もない!ただただ感謝! K子さん!ありがとうございます!

K子さん!どうもありがとうございます!一緒に来てた母共々お礼を!

「いいのよ!、この間お世話になったし 」

 

先日、K子さんが、最近この地域の方と共同で、定食屋さんを始められた。そこの、お店の、営業中(うら、準備中)の看板文字、とお店の名前の看板文字を依頼受けて、与えられた木の板に私が制作。お店の名前も依頼され、名付けてしまった。という経緯がある。芸は身を助けるか? だとしても、

このきっぱりとした献身はもう、尊い意外何ものでもない。感謝!

K子さま、ありがとうございました!長い一日だった。

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コメント: 2
  • #1

    ラフィキ (月曜日, 31 8月 2009 14:54)

    凄い機械ですね。一度に長い幅を消毒できる。
    今回は前置きが長かったね。
    ・・そんなに責めないでよ。少しは理解しているつもりだから。
    虫だって薬に慣れて、どんどん強くなるという。そうしたら、もっと強い薬を使わなくてはならない。いたちごっこのようだ。米ばかりでなく食料品全てがそうなんだよね。食べなければ生きてはいけないものね。

  • #2

    planetary-n (金曜日, 04 9月 2009 00:22)

    ラフィキさま、いつもありがとうございます。

    ラフィキさま、ごめんなさい。幼少の頃、農家を体験されておられ、かつ、最近でも田植えボランティアやられておられるラフィキ様に放たれた言葉ではありません。

    都市では現場を見た事も聞いた事もない輩が一家言もっていたりします。そ〜言う人々を少し揶揄したくなったのでありました。