こんな所でコンサート!!!

中川五郎LIVE in 御橋観音レストラン『あおぞら』!

8月23日(日)。通算7ヶ月もかかった『原始の谷〜』のイベントが無事終わり、さぞや、打ち上げに興じてると思いきや、その日の夕方は、旧友EくんとUくん、お米プロジェクト’09の仲間と同町内、『お橋観音』と呼ばれる、景勝地に来ている。自然に出来た、には出来過ぎた感ある、二重の石の浮き橋がある、わが町最大の観光地?だ。

 

でも何故、ここに?こんな時間?

ここの休憩施設である、おはし観音レストラン『あおぞら』で、なんと、往年のフォーカー、中川五郎氏他のライブがあるからだ。

中川五郎氏は、親戚ではない。特に昔からのファンという訳でもない。ことさら、70年代フォークだけを深く愛してる訳でもない。ないないなのだが、こと、この文化不毛の町、この地域で、こういう70年代フォークを代表するような方のライブをやるような場所がある事の驚き!一体何故、誰が、どういう流れで?専らそれらの興味でやって来た。

 

誘ってくれたEくんのトモダチという事で少し安く入れたことも有るのだが。Eくん等の話を総合すると、近年、地元のフォーク好きの方がこの場所を気に入って、(高台で緑の谷を見下ろす、気持ちいい所ではある)時々、ライブをやってるそうなのだ。知らなかった。その流れで、今夜、中川五郎氏は来ているのだ。去年も来ていて、今年で2回目だそう。

前座は地元佐世保の『カチガラス』というバンド。若き彼等は、女性の方を除いたメンバー全員が視覚障害者。ステージに上がる時や、マイクのセッティングには、サポートを受けての登場。

 

どんな歌をやるのだろうか?と思っていたら、のっけから社会派、労働問題や、原発プルサーマル問題をフォキィーに歌う。『原始の谷』という長期プロジェクトを終えて、ハジケたい気持ちで来たのだが、いやはや、ご、ごめんなさい、という気持ちになる。

 

彼等が、主体性を持って自主的に作り歌っているのなら構わないが、反原発団体とかが、バックにいて、彼等のパフォーマンスが利用されているだけとしたら、チョットかわいそうだな、彼等さえ気付かないように上手い具合にオルグされている?いない? 判らないけれど。そんな事を思って聞いていた。

すごく、良い方という印象。しかし歌は熱い!エンケン(遠藤ケンジ)見たいにギターの弦、 ぶち切れる!
すごく、良い方という印象。しかし歌は熱い!エンケン(遠藤ケンジ)見たいにギターの弦、 ぶち切れる!
伝説の仕掛人、福岡風太。
伝説の仕掛人、福岡風太。

さて、中川五郎氏は、颯爽と登場!日本のピート・シーガーと云われた氏も、この夏、ツアーの途中で還暦を迎えてたらしい。あの伝説の中津川フォークジャンボリーも、今年38年振りに復活したらしく、中川氏も出演した模様。氏に限ったことではないが、この世代は良しにつけ悪しきにつけ、しぶとい。自分の限界までテンションを上げるパフォーマンスの演奏だった。

 

私は関西フォークに詳しい方でもないが、それでも名前だけは知っている有名な『春一番コンサート』。その伝説の仕掛人『福岡風太』氏も来ていた。

あんな伝説の人が、こ〜んな山奥の辺鄙なレストラン、(といったって閉まってることが多い)というか、公園の食堂に居る。

 

だいたいここ、御橋観音はお花見の季節以外、夕方以降誰も行かない。そんな公園のいつも閉まってる食堂が営業してて、それも遅くまで明かりがついて、そこで、こんな伝説のフォーカーのライブがある。来てる人はたいてい地元以外っぽい。何だか、よくあるホラーの話みたいだ。翌日行ってみたら、相変わらす閉まっていて人影はない、見たいな。

 

このブログを書いてる今日はその数日後なのだが、あれは本当にあったことなのだろうか?真夏の夜の夢だった気もする。

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コメント: 5
  • #1

    Kazz (木曜日, 27 8月 2009 21:43)

    奇遇ですね♪
    古代『まつり』につづいて、『うたげ』ですか...。
    今後の方向性を指し示しているのでは!

  • #2

    まさお (木曜日, 27 8月 2009 22:13)

     眺望が開けていてあそこはまるで自然のステージ
    みたいな場所ともいえるからでしょう。世知原の山暖簾
    もいいけど、御橋観音はコンサートにはもっと適し
    ているのでは。交通の便は良いし。やはり主催者が必要
    なのでしょう。執念深く継続できる人が。さらに発展する
    といいですね。

  • #3

    planetary-n (月曜日, 07 9月 2009 21:37)

    Kazz様、いつもお世話になっております。コメント、どうもありがとうございます。

    『まつり』があって『うたげ』がある。自然な流れですね。『原始の谷、古代音楽祭』なんていいですネ。宗次郎とか、細野晴臣とか呼んで。私の頭の中だけで妄想は膨らみます。そうだ、エンヤを呼ぼう、呼べるかって!(笑)。

  • #4

    planetary-n (月曜日, 07 9月 2009 21:49)

    まさお様、コメントありがとうございます。音楽祭とかやるには、ドンキホーテが必要です。3人位いると現実感を帯びて来ます。大馬鹿野郎が必要なのです、それも町を愛してる人でね。私は小馬鹿野郎。自分のHP、自宅で、まずいろいろ、自己責任において実験します。

  • #5

    Eli (月曜日, 23 7月 2012 06:35)

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