伝統行事『八天講』

ストレンジ・Nの肝入り日記♯06

供物である、塩と御供物飯。
供物である、塩と御供物飯。

100124(日)本日は伝統行事『八天講』の日。

朝起きると天気快晴でまず何より。朝9時からだが、最終セッティングの為、8時過ぎには現地へ。場所は自宅から車で近い。しかし車がないとずっと登り坂なので約20分以上はかかる。車に感謝!

 

「八天様」に着くと、昨日に引き続き程なくM爺さんに早く来て頂く。感謝!それを確認してまず近くの竹林から枯れた竹等を集めて火を起こす。一人でも火は起こせるが、空気は乾燥しているし雑木林の中、万一の事を考慮し、二人になった頃合いで点火する。来た人が寒くないように。(あとたぶん、場の浄化の意味もあると思う)

 

やがて村人の方々、三々五々集まって頂く。お坊さんもおみえになり、ここで、注連縄に紙垂(して)を付けるように頼まれる。何ぶん初めて。有り難いことに付け方を直接教えて頂く。感謝!

 

そう難かしいものではない。注連縄に適当な間隔で、予め飾り付けられている藁束(これは『〆の子』と呼ぶらしい:ネット調べ)の間に、3とか5など奇数で縄の隙間に挟みこみつける。カミナリのような「だんだん」が右側に来るよう、注連縄の表側から取り付けるのだ。

 

持参した塩や御供飯(おごく=ごはん)等も高い祠のそばに置き、神事の準備を整える。

 

この高い所に登るには靴を脱ぐ。これは実は知らなかった。昨日の掃除は靴を履いままやってしまっタ!、その情報は全くコチラまで伝わって来てなかったからだ。ま、しょうがない。これから気をつけることに。

 

やがて、お坊さんは、私が蓙と座布団をセットした祠の中段に座られて、何やら教典の読経が聞こえ始める。小一時間位した後、神事は無事終わり、神前に供物としてた御供飯(おごく)をお箸でお坊さん、村人全員で少しづつ食する。その後、これも供物だったお酒をおちょこで皆少しづつ飲んで終了。

 

 

お坊さんは隣町にある通称「弦掛観音」と呼ばれている所から来られた。お隣町にあるせいか、私は馴染みがなく、少し調べると、真言宗、智山派、西福寺というところのようだ。『今年は葬式がもう12件もあって、商売繁盛ばってん、タマらんばい!』などと、どちらかというと豪快そうなそのお坊さんは言っておられた。今年はそういう年らしい。

 

ともあれ、始めての肝入りで、至らぬ所もあったが、無事終了。皆さんが帰った後、跡片付けをして帰る。焚き火は持って来た水で消したが、夕方もう一度確認のため来る。参道の真ん中でやった焚き火の後を片付けてやっと終了。無事終わって何よりだった。

『八天講』神事。肝入りの立場を生かし撮影。向こうが中段に座るお坊さん。
『八天講』神事。肝入りの立場を生かし撮影。向こうが中段に座るお坊さん。
コメント: 4
  • #4

    planetary-n (日曜日, 24 1月 2010 22:28)

    tsuyoshiさま、ありがとうございます。大丈夫ですよ。きっとtsuyoshiさんならピン来るハズ。メールで画像送りましたよ。ホラ、あそこですよ~。見て思い出して頂けたら嬉しいです。ではまた!

  • #3

    tsuyoshi (日曜日, 24 1月 2010 21:52)

    寒い中ほんとにご苦労様でした。家のほうは橋川内のほうになるから、俺の知らないことや場所もあるんだろうね。かなり探検したつもりだったけどね。(*^_^*)
    写真よろしく!! おやすみなさい。

  • #2

    planetary-n (日曜日, 24 1月 2010 21:43)


    tsuyoshiさん、ありがとうございます。えぇっとね、八天様は、ウフフ、
さぁ~て、何処でしょう?なんちゃって!(笑)。

メールで判るように組み写真で画像送りますよ。もしかしたらご存知ない場所かもしれません。ともあれ、少しお待ち下さいね。

  • #1

    tsuyoshi (日曜日, 24 1月 2010 21:16)

    nさん、お疲れ様でした。
    写真を見せてもらって、改めて気づいたんだけど八天様は、はしぐちのてっぺんの三叉路のところかな?
    場所を勘違いしてたみたい。
    そこなら、kおじさんの家のごぼう畑があって、おじさんをたずねて10月に行きました。
    道路から川向うに向かってあの森を見ると、とても不思議な感覚におそわれて、写真をとろうと思ってカメラを取り出したんだけど、なぜか一枚も撮れなかったんだよね。不思議なパワーのある場所でした。