100205(金）晴れ。　今日でインターネット環境にして一年になった。まだ一年しか経っていない…。なのに、何だかかなり昔のことのよう思える。ネット環境になってからの作業は初体験の連続で、もの凄く内容の濃い一年だったと思う。

以前にも書いた記憶があるが、この最果ての片田舎でネット環境にするのは幾つものハードルを超えないとここまで来れなかった。プロバイダーをこの 、OCNに決め（というか、田舎は他に選択がないのだ）訪問設定サポートに来て頂いた一年前のことは、それでもよく憶えている。ADSLで無線LANにしているのだが、電話局から５km位遠いので、これらも実際取り付けて試してみないと繋がるかどうかワカラナイという…カフカばりの不条理な環境だった。

訪問設定はPC関係だから、それこそPCに詳しい若者が来るのだろうと思いきや、私よりかなり年上の結構なオジさんがやって来た。それもお隣の佐賀県から遥々車でやって来たのだ。内心『大丈夫だろうか？…』と思っていた。

が、このオジさんはネットもPCもビギナーの私に実に丁寧に、自分の作業の枠を超えて、詳しく色んな事を説明して頂いた。結果、無線LANもバッチリ、当初心配されたADSLの不具合もなく、予想以上にスムーズな回線状況であることが判り、大変嬉しかったのを憶えている。感謝！である。

PC本体の作業、不明な箇所は、友人たちの協力があり感謝！しかし基本は、市販のガイドブックとにらめっこか、無料電話サポートに電話しまくった。PC本体は音も静かでデザインもシンプル。ディスプレイ画面のガラス板？のような素材も大変美しく、素敵だと思うが、解説書とかの付属もない。

分らない事は基本電話サポートで対応しているというのは、無料で、対応も大変丁寧で好感持つし感謝しているのだが、やはり変である。と私は思う。しかし周辺機器の会社なども全てそういう、製品ごとに細かいジャンルに分けた電話サポートを今はやっている。こういう対応が今は主流なのだろうか？

全体に思うのは、余りにPCそのもが複雑高度になりすぎて、あらゆるシステムの相関関係まで誰も把握してないのではないか？とさえ思う。ユーザーに欠点なり不具合を発見させてそれを対処療法的に改良してるようにも思える。また、新製品を買ったにも関わらず、それからまたヴァージョンUPして行かなくてはならないというのも一応理解はしたが、最初は実に違和感があった。今も違和感ある。

物理的に、より狭い面積に、より大量の高度な情報処理能力とスピードを追求するのは、どう考えても無理があるのでは？と思う。現に面積が小さくて、そこに大量の情報を入れもうとすると、それが三次元に存在する時間はどんどん短くなっている。

PCにはそういった意味ではスゴく諸行無常感がある道具だと思う。ネットの世界は広大な惑星ソラリスの量子の海。お陰でHPを作りをいろんな方たちとの、ネット上とは言え交流出来、その一部が三次元に波及するのは素晴らしいと思う。しかしこれらも電気がアウトになればそれまでだ。この無常感がイイ。

電気が使えなくなったある日、真実のヒトは気付くのダロウ。ネットワークはもともと私たちの中の内在されていて、そう願えば、何時でも誰でも宇宙の記録保管所にアクセス出来るのだ、という単純な事実に…。それまでの通過道具か？とも思っている。