田植え6日前

近所の田植えを手伝う。

100607(月)晴れ曇り。午後から、近所の方の田植えがあり、人出不足なので手伝う。田植えをされるのは、何時も何かとお世話になっているK子さんの田圃。場所は私の田圃から畦道を挟んでお隣だ。完全無農薬ではないが、工夫され、かなりの減農薬で作っておられる。作る上でいつも参考にさせて頂たいてる所だ。

 

K子さんには何にもまして、昨年、私の田圃の虫発生時、体を張って、薬散布を手伝って頂いた。この、ご恩を忘れてはいけない。一体この世の何処に、女性で、体に害の可能性ある薬散布を自ら買って出て手伝って頂く方があろうか? この作業は町のシルバー人材でも引き受けないのに、だ。

 

私はご恩を返す機会があれば何としても、やっておかないといけない。一つと年下の幼なじみのFくん(デルス君)もいつの間にか手伝いにやって来た。彼は何時もフラリとやって来るのだ。例年は子供さんが田植えやられるのだが、子供さんらが仕事が多忙で、日にちが取れないらしい。一人でやろうとされておられるのだ。

 

手伝わない訳には行かないではナイカ!

フラリと現れたデルス君。K子さんの作業を見守る。

4条植えの田植え機械。いつも息子さん任せている作業なので、覚束ない所作のK子さんを、見るに見かねてか、デルス君が搭乗する。

デルス君が運転の見本を示してくれる。彼は、経験が長いせいもあるが、もともとこうい機械操作等が基本的に上手い。綺麗で無駄のない見事な作業だ。

 

言葉少なげに、注意すべき点をアドバイス。ちょっとカッコイイ。

 

かような場所で、私の出る幕はない。私は田圃関係では「無能の人」なのだ。私の良さは何処にも露出しようがない。そもそも私の良さは何ダッケ?あったっけ? ひたすら苗運びを手伝う私であった。

 

しかし、比較的年齢が近い人たちで協力して、自分たちの古里の土地の田植えをするのは、自分たちが、ここの土地の当事者なのだなぁ〜と言う、気持ちが湧いて来てトテモ新鮮だった。

 

田圃の仕事など、常に、或はどうかしたら永遠に、親世代が当事者で、自分等が当事者に成るなど、想像だにしてなかったからだ…。当事者意識が全くなかったのだ。今も、完全にあるとは思えない。が、今日は少し…、思えた。

 

今日も御訪問ありがとうございます。良い事がありますように…。

 

 

 

 

 

コメント: 2
  • #2

    planetary-n (水曜日, 07 7月 2010 02:38)

    ラフィキさん、遅れましたが、コメントありがとうございます。
    去年のことを覚えて頂き感謝です。トテモお世話になったのであります。
    「それにしてもデルスさん格好良いね」デルス君はカッコイイです。今時珍しい、自然児です。小さい時から一緒に遊んで来ました。彼は自然の中での遊びはものすごくウマイです、風を読み、耳を澄まし、水辺や森や野原を自在に駆けます。野生の動物のような静かな瞳をしてます。
    惑星ハシグチが育んだMather Nature Sonです。私にはいつも優しいです。感謝です。

  • #1

    ラフィキ (月曜日, 05 7月 2010 15:27)

    あの姉さんの田んぼですか。昨年のことを思い出します。良いことをしましたね。
    それにしてもデルスさん格好良いね。なんかNチャンが可愛く見えました。