三たび害虫が発生!

背に腹は代えられぬ…。

100929(水)曇り、最近、近所の田圃がたいてい害虫取りの噴霧作業をやっている。田圃にまた害虫が発生しているのだ。私の所はお盆後に噴霧して以来ずっと大丈夫だったのだが、とうとう私の所も害虫が発生した。寒くなると「寄り虫」とか言って虫が寄って来るらしい。これで今年3回目、全くぐったりする。

これが害虫だ。まだ孵化したばかりで小さい。つぶつぶがそうだ。

放っておくと根元がやられ、稲が倒れ穂が白くなり実がなくなる。

苦渋の選択で薬を撒く。前回と同じ一番軽い「バッサ」である。因みに昨年も2回やった。今年もこれでもう終わりにしたい。勿論撒きたくないが、他にどうしろと、いうのだろう。これでも、廻りの田圃の方の4〜5回よりかなり少なく努力してるのだ。どうこう言う方はアナタが無農薬米作ればいい。私だって農薬はかけたくないので悔しい。自分が防毒マスクして体張って散布した。自分の画像はないが私がやった。もう、こうやってまでお米作りたく、なくなって来た。今の私では残念だが、これが精一杯なのだ。

害虫取りではいつも母と意見がぶつかる。無農薬なんて出来っこない。ハナから言われるとへこむ、たとえ、何十年かかっても挑戦する価値は私はあると思う。 しかし、かといって今年も具体的に対応が出来なかった。効くかどうか判らないが、木酢液を買うまではいったが、散布する器械が高いのでそれを買うのを見合わせた。地域の肝入りの作業もあったりした。

死滅した害虫。
死滅した害虫。

合鴨農法? 合鴨を、廻りに一杯いるイノシシから守る為の、それこそ頑丈な小屋から作らないといけない。草は食べてくれるが害虫には合鴨、役に立たないと思う。簡単には行かない。何度も書きますが市販のお米、完全無農薬米と名打ってない限り、みんな、農薬を散布してるのですよ〜。私の所より多いハズです。たいてい最低 4回くらいはかけてある。それは一応知ってて下さいね〜。

 

このブログだってUPしない選択も出来る。だまってりゃ判らない。殆どの人はここ、惑星ハシグチの現場の田圃に来たことさえないのだから。(簡単に来れる所でもないが)だが、私のHP内で嘘もつきたくないし、来年、今年のようにお米作るなら、データとして残して置く必要がある。のでUPしてマス。

 

本日もご訪問ありがとうございます。良い事がありますように…!

 

 

 

 

コメント: 5
  • #5

    Jonas (日曜日, 22 7月 2012 06:04)

    Very good article i just submitted your website to stumble upon and also i bookmark your website in my pc for future visit

  • #4

    planetary-n (火曜日, 05 10月 2010 00:32)

    要平さん、しっかりした内容、重みと励ましに満ちたコメントを頂き、まことにありがとうございます。深く…感謝致します!

    「有機栽培方法が確立されていない現在」これは、要平さまがおっしゃられる通りですね。そうなのです。一言で「有機栽培」と言われても「有機」の定義はやっておられる方の間でも、共通認識が確立されてないのですね。ですから、「オーガニック」と言われるものは、今風で耳触りの良い言葉なのですが、その定義は曖昧であるまま流布している感もありますね。

    「水田は、周囲の農地、原野や山林に囲まれた環境にあり、水路や道路、風(空気)を共有するお互いが依存関係にありますから、どんなに自分だけ努力しても報われないところがあると思います
    。」

    これも、まさしくその通りだと思います。この事を述べて頂いたことに深く感謝致します。何故ならば、これは、実際現場でやっておられないと確認出来ない、しかし大事な事柄であるからです。

    そうなのです。自分の田圃だけが、そう、理想を追究しても自分の田圃やその水路が自分の土地だけ独立して存在している訳ではありません、全ては近隣とそれこそ有機的に関係し合っています。
    おっしゃられるように、「どんなに自分だけ努力しても報われない」可能性ありますね。

    しかし、慣行農業をやっておられる方々も農薬を使わないならそれに越したことはない、と皆さん潜在的に思っておられる。実際私がリサーチして感じてます。

    あの大嫌いなJAが薦めるお米作りの薬の投与の多さといったら、あいた口が塞がりません。全く農薬を売って儲けたいが為としか思えない。

    私は、コチラへ戻って、お米を作り始め、営農組合会という農業をやる方の集まりに顔を出し話を聞くに従い、山のように疑問が湧いています。どうやら、この国では、自由に農業出来ない仕組みになっていると感じています。土地を所持していると、農業やってなくても営農組合会に入らねばならず、会合に出ないと、欠席金を支払わなけばならない。実におかしなシステム。こういう状況では、若い人が農業やる気しないのも無理ないと思います。

    そういうおかしなところは、これまでの方はしかたがないと思っておられるかもですが、世界はその一方で変わっていくことと思います。

    「慣行レベルに比べて農薬・化学肥料の使用回数が50%以下で栽培された農産物は、特別栽培農産物として扱われることは」

    知りませんでした。勉強不足です。教えて頂きありがとうございます。深く感謝致します。

    こんなに内容のある(と思う)やりとりですが、いかんせん、すでにこのブログが過去のものなので、それ程多くの方の目に留まらないと思うと残念であります。このあたりの事は今後も何度となくブログに取り上げるかと思います。その時でもまた、気が向かれたら宜しくです。今日はありがとうございました!要平さん、感謝します。


  • #3

    要平 (月曜日, 04 10月 2010 23:17)

    nさん、害虫退治に農薬を使わざるを得なかったことに、虚しさと悔しさに行き場の無い感情の高ぶりを感じました。
    nさんは、地域で行われている慣行レベルの農薬使用と比べて、かなり少ない使用回数で、頑張っていることに誇りを持っていただきたいと思います。
    全く農薬や化学肥料を使用しない(いわゆる有機栽培)作物生産は、多大なる労力や収穫減を伴い、簡単でないことは誰でも知っていますよ。
    敢えて安全・安心の追求とか言ってチャレンジしたい心情は理解できますが、有機栽培方法が確立されていない現在(人それぞれ様々な取り組みがあるようですが)、長年農業に従事してきたお母さんの言葉のほうが現実的だと思います。
    水田は、周囲の農地、原野や山林に囲まれた環境にあり、水路や道路、風(空気)を共有するお互いが依存関係にありますから、どんなに自分だけ努力しても報われないところがあると思います。
    どうぞそう自分を責めないで、現実を受け入れてください。慣行レベルに比べて農薬・化学肥料の使用回数が50%以下で栽培された農産物は、特別栽培農産物として扱われることはご承知ですよね。

  • #2

    planetary-n (木曜日, 30 9月 2010 00:21)

    tsuyoshiさん、コメントどうもありがとうございます。tsuyoshiさん、ありがとうございます。嗚呼〜多摩に遊びに行きたいなぁ〜(笑)立川も青梅線も懐かしい…。もう随分変わってることでしょう。最近少し気分が沈み気味です。ブログが少し荒れてますよね(汗)。自分で判ります。

    これにはハッキリ理由があるのデス。これもブログで書く予定もあるのですが、やっと、肝入りも峠を越えて終わりが見えて来た矢先に…ど〜ンなのですよ。現在、気分は映画『ショーシャンクの空に』的デス(苦笑)。ああ…。

    しかし、自分などよりしんどい人生を送ってる人はゴマンといる訳ですしね〜。なので、そんな中にでも、何か楽しみを探して秋〜冬を生きようと思ってます。

    いつかtsuyoshiさんとじっくり話せる日があると、良いですね〜。tsuyoshiさんの温かさは、そのハンパではない人生に裏づけられてるとお察しします。

    本当にありがとうございます。大丈夫です。越えられないハードルは来ないと言いますからね〜。こう見えてもドタンバになると強いのですよ〜、普段はナマケモノで根性ナシなのでが〜(笑)。
    感謝します!良い事がたくさんありますように…!

  • #1

    tsuyoshi (水曜日, 29 9月 2010 23:25)

    nさん、こんばんわ。言いたい人には言わせておけばいいさ!。今回のブログには何かやり遂げようとする人間の葛藤を強く感じたよ。この前、志の話を少ししたけど、志をもって取り組んでるからこその葛藤じゃないのかな?(*^_^*)だから、いろんな人がアドバイスしてくれたり、応援したりするんじゃないかな?
    nさんの「農」をしったばかりの俺が言うのもなんだけど、凄いと思う。多摩の空から応援してるよ。
    疲れた時は泊まりで遊びにおいで!歓迎するよ!!!(*^^)v