伝統行事「御神祭り」2010
101211(土)曇り 毎年12月11日は伝統行事「御神祭り」の日。基本、参加は自由だが、肝入りは出ない訳には行かないので出席。中でも今年は稲荷神社での平戸神楽の前に行われる聖域御神事の一つに参加した。 (昨年の「御神祭り」ブログも御参照下さいませ)
まず早朝から、6日前の「締め打ち」と同様、肝入りということで、もう一人の肝入りYさんとともに、稲荷神社に出向き、御神事を 行なう為の会場作り、並びに、境内の掃除を午前中やる。
その後、一旦家に戻り、午後一時に、
村で大きく2つに別れる班のうち、下の班(私もそう)9戸が管理する、惑星ハシグチの南西部の山中にある通称「木の本様」と呼ばれる聖域に行っ て神事を行う。 神事は、神官さんも来て、約2.5平方mに約50cm位の高さで平積みされている石の上に祠がありその前で祝詞が2つ程唱えられる。
その後、「シトギ」(漢字現在調査中)と呼ばれる米の粉で作られた半練り状態のものを、聖域内のしかるべき石の上の置き、それを的にし、神官さんを始め村人の任意の代表が、予めイヌビワで作られた弓で竹の矢を射る。
数m手前から矢を射るのだが中々当たらない。なので、だんだん近づいて行って射止める。神官さんが射る画像をと思っていたが、私も射ることになって、タイミング的に撮れなかった。(私の矢も外れた)。
矢が当たった「シトギ」は焚き火で少し焼かれ、軽く焦げ目がついた頃、適当に分けられ、神官さんも含め、来ている村人皆で食べるのである。
私ももちろん食べたが、香ばしくて自然な美味しさがあるものだった。このようにその場に居る皆で食するというのは他の神事でも「オゴク(御供飯)」というのがあり、地域の共同体としての絆を確認し強める意味があるのだろうなと想像する。違うかもしれないけれど。
その後、昨年同様、稲荷神社で御神事、それから平戸神楽が奉納される。そして餅撒きがあり終了。今度は近くの集会所に場所を変え直会(なおらい)とでも言うのか食事の宴へ。肝入りとしては、神社の後片付けをし、宴の片付けも立ち会い、夕方6時位に帰宅。長い一日となった。しかし無事に和やかに終了し、何よりだった。
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