太陽系の中の自分に思いを馳せる。

長崎初!「地球暦ワークショップ」

100506(土)晴れ このところブログ更新が遅れ気味。遡って記す。

このHPの右の欄中程に、先頃から何やら同心円がある。時々ラインが明滅したりする。キレイだけど一体これは何? そう思われた方もおられると思う。 「ま~た、アイツのことだから、新手の宇宙観なのだろう…」その通りデス。これは『地球暦』と言イマス。

「地球暦」とは何か?、それは、太陽系を一兆分の1に縮尺した天体暦で、太陽中心の地動説に基づいた太陽系の時間地図。地球を太陽系から眺めて意識を宇宙へと繋げる言わば、新時代の「時空の羅針盤」とでも呼べるものだ。

 

こう書いても、「ナニソレ?」だと思う。

B全大に、一兆分の1で正確に計算され配置された太陽系の諸惑星の、今年一年の運行グランドデザインがあり、その各惑星のその日の運行位置を、それぞれの惑星を模した丸いピンで示して行く。自分がいる地球が今、太陽系の公転の中で、どのあたりに位置し、また、今年一年のどのあたりを運行中なのか、太陽系を上から俯瞰した視点で一目で確認出来る画期的ツールだ。

 

この暦を考案したのは静岡在住の杉山開知さん。彼の長崎県初、『地球暦ワークショップ』が、去るGW中の5月6日、諫早市の静かな田舎町で開催された。4月末の「アースデイSASEBO2011」で、この催しのフライヤーを入手していたのだ。

アースデイに先立つこと数ヶ月前、敬愛する数と形の研究家小野満麿氏のHPブログや、友人るしえるクンの主宰するメールマガジン「見えない大学新聞!で『地球暦』の存在を知り、自分はその精緻なデザインにひと目ぼれしていた。無料配布(自由寄付)とあって即入手。実に美しいツールなのだが、その使い方は今一不明でどうしものかと思っていた。不明でもただ壁に貼って置くだけで、何か体が調整されるような宇宙デザインだ。発案者の杉山さんは静岡在住の方なので会うのもままならない。でも何時か会えたらと思っていた。世の中展開が早い。機会は向こうからやって来た。躊躇わず参加する。

 

このところ事情あって休日らしい日を過ごしてない。なのでこのGWの谷間の一日はドライブも兼ね半分遊び気分で行く。実家に戻り、必要性からペーパードライバーを直し、車を運転し始め3年目に入る。少しづつ遠出を経験し行動半径を拡げたい。

 

早朝に自宅を出て佐世保市を南下。道中、大村市に住んでいて、ヌーソロジーを福岡で共に学んでいる(といっても最近自分はご無沙汰なのだが)、若き友人O君を予定通り載せる。事前に誘っていたのだ。彼の案内で大村公園を軽く散策しつつ、目的地諫早市の郊外へ。初めて行ったにしては、うまい具合に予定時間通りに着いた。

 

会場も一発で判り、目前に、まるでSFアニメの地球を救う勇敢な戦士のような風貌の、(本当にそうなのだ、東洋西洋など民族を越えた言わば地球人的風貌!)杉山開知さんがそこに居た。

 

自分の興味は、この暦の実際の使い方もさることながら、この方が一体どのようにして、地球暦等というコアな事物に興味を持つようになったのかにあった。だって考えても見てほしい。普通、人は、暦とか時間とかに、そう深く興味を持つだろうか?

 

ある程度の予想はしていたが、やはりそこは、それまでの人生が伏線のように彼をここへ導くような流れであったことが、開知さんのレクチャー最初の話を聞いて確認出来た。人生のあらゆる出来事がドミノ倒しのように彼を古代マヤ文明へと導き、2004年、マヤの長老フンバツ・メンに出逢い師事。数度に渡るマヤ訪問にて、口伝により古代マヤの暦の叡智を継承。2008年、自身の創造性を加味し進化した暦、地球暦ヘリオコンパスを発表。現在、新時代の暦師として注目されている。

 

彼の話によると、マヤのシャーマンたちは、森や洞窟で呪術的な行為もやるのだが、その一歩で、Daykeeper(時の守り人)という重要な役割りがあるのだという。それは、今が何時で、宇宙の中でどういう位置なのかを把握する仕事らしい。彼はそのマヤのシャーマンに代々伝わる「経典」を実際に見せて貰ったそうだが、それは、あのユカタン半島の密林の中からは想像も出来ない、目を疑う程に高度な幾何学的図像に覆われた、実に精緻なピラミッドの構造図だったそうだ。

 

シャーマン達は、先生とマスターとがいて、それらは大きく違うそう。先生は文字通り教える人だが、マスターは、準備が出来た者にそれを伝えるのだそう。そして、彼等が持つその宇宙的叡智は、新しく学ぶものではなく、既に我々は皆それを知っている存在なのだと。その記憶を思い出す許可を、自らに(内なる存在に)敬意を込めて与える。そうやって叡智にアクセスする。その寄り代となる、神籬(ひもろぎ)として○と□で覆われた図像があるということだ。

 

シンクロニシティ(共時性)という言葉があるが、それらの図像は、誰しもに内在する叡智に共鳴共振するツールなのだと思う。見えない世界を仮に高次元だとし、これを2次元平面に落とし込むと、そいういう形になるのだと思う。

 

後半の実際的地球暦の使い方ワークショップも、開知さんの音感の良いDJのようなレクチャーで、あっと言う間に時間は流れる。一緒に回ってるからソレを感じないが、私共は秒速400mで左回りに自転し、秒速30kmで太陽の周りを左回りに公転している惑星地球の上にいる事実! 一瞬たりとも同じ場所にはいない。今日、この瞬間は2度とないという事実。この流れに乗ることが「ノル」ことなのだと、若きDaykeeperは言う。太陽系の刹那と永遠を感じるレクチャー。数回に分けてじっくり聞きたい内容だった。

 

もとは音楽を目指しておられた方らしい、良く通る声でのリズム感あるレクチャーの中、彼は冷静に、しかし確信を持ってこう言う。「マヤ暦というのは、一般に流布してるような宇宙的歯車の暦ではないです。あれは実は、DNAそのものです…。」

 

幸いにも?会場の人数が少ないこともあり、彼のすぐ隣にてレクチャーを終始聞き続けてた自分は、レクチャー中に、時折短い沈黙を見せる彼を見逃さない。見えない存在と交信し、レクチャー内容を確認している気配を感じた。自分達の後に続く若い世代からの、時代が要請する新しいナビゲーターの出現を見た思いだ。

 

川のせせらぎが聴こえるのどかな場所だった。今日、ここに集まった人が全て。もう二度と今日を再現出来はしない。自分もけっこう遠くから来た。さらに遠くから来てる人もいた。どういうご縁で集まったのだろう。遥か昔か未来、私共はこうやって集っていたのかもしれない。お久し振りです。長崎県初の地球暦ワークショップは、少人数でこれ以上はないというくらい和やかに過ぎた。名残り惜しい気配があった。ありがとう。また何処かで会おう!

 

 地球暦オフィシャルブログ

 

 地球暦ワークショップ動画 ( 11/03/16、静岡 )

 

地球暦フライヤー.pdf
PDFファイル 2.8 MB

▲画像クリックで拡大します。

本日もご訪問ありがとうございます。それでも良い事がありますように!

 

 

 

コメント: 3
  • #3

    Bennett (日曜日, 22 7月 2012 18:35)

    Hey. Very nice web site!! Man .. Beautiful .. Superb .. I will bookmark your site and take the feeds also�I am glad to locate numerous useful info right here within the article. Thank you for sharing.

  • #2

    planetary-n (木曜日, 19 5月 2011 04:08)

    tatsunariさん、書き込みありがとうございました。その節はどうもお世話になりました。お陰で楽しい一日でした。大村公園が、あんなにおだやかな 内海の側にあるとは知りませんでした。風水的にも気持ちの良い場所でしたね。ご案内ありがとうございます。5月6日はもう、公転軌道の遥か彼方に過ぎ去っ てしまいましたね。

    「ヌースと原発問題、語り合う合宿in博多」行けなくて残念でした。例の件は、半田さんに問い合わせましたよ。半田さんの御厚意で可能になりそうです。ひたすら感謝!です。教えて頂きありがとうございます。又、会いましょう!

  • #1

    tatsunari (水曜日, 18 5月 2011 22:22)

    こんばんは、長崎のOです。その節はお世話になりました。
    またワークにお誘い頂いて本当に有難うございました。お陰ですばらしいひと時を過ごすことが出来ました。カレンダー部屋に掛けていますよ(笑)