2011惑星ハシグチ梅物語 その4

梅干しへの道2 シソ漬けにする。

110723(土)晴れ  梅干し作りの師匠である母不在の中、無謀にも梅干し作り第二工程を企む。母入院関連で帰省していた姉と一緒に決行する。

 

母の代わりに、お隣りにお住まいの料理がスゴク上手いSおばさんに、その教えを乞う。時々、おばさんの旬の手料理を頂くことがある。その美味しいこと美味しいこと!見事なスローフード、見事な田舎料理! 

 

自分だけで食するのはもったいない!TVにでも出たら、さぞ凄く見える地産素材の料理だ! やれスローフード、やれ自然食等と喧しいが、ことさら騒ぎ立てることもなく、このあたりでは極く当たり前のようにそういう料理を頂戴したりする。それがスゴイ。豊かであると思う。そのことに気付いていない人も多いのかもしれない。

 

たまたま我が家においでになられたSおばさんに事情を話し、梅のシソ漬けのご指導をお願いする。そうすると、用意してたシソが既に古いとのご指摘。何せ初めてで私共良く判ってないのだ。おばさん家に新しいのがあるので、取りに来なさ〜いとのこと。そのお言葉に、素直に甘える私共! …ったく!

 

お隣に行くと素晴らしく新鮮で元気なシソがた〜くさん! 何でもご親族の方が持って来られたという貴重なもの。深く感謝の言葉を述べつつ頂戴し、まず洗って葉っぱを一枚一枚を取り、バケツ一杯位の量を頂く。 それから食塩を用意し、(ネットの作り方では、重量の20%だそうだ)シソにそれを混ぜて強く揉み込む。そして出て来たアクは捨てる。

そうすると、鮮やかなシソの紫色の色素が出て来る。

これは、6月25日(ブログは7月1日)に作っていた梅の塩漬けから、梅を取ったもの。透明な梅のエキスだ。透明であることは塩漬けが成功したことを意味する。どうかすると塩不足から白いカビが生えたりするらしい。

これは、上の壷から取っていわゆる「土用干し」した梅。土用である、7月20日から8月6日の間の晴れた日、3日間天日干しする。らしい。厳密には色々な配慮が必要のようなのだか、今回は初めて。ま、アバウトなところで進める。何より挑戦することに最大の意義を見い出してる。

先の梅が入っていた残りの透明エキスを、絞ったシソに振りかける。

そうして、再び揉むと、あ〜ら不思議、なじみある、美しい鮮やか紫色の梅シソが出来る。

それを、最初の壷、梅エキスの中に少し敷き詰める。

そこへ天日干しの梅を平たく並べ置き、

再びシソを置き、また梅をと、サンドウィッチのように交互に置いて行く。

これで出来上がり♫!

フタをして、薄暗い秘密の場所に置いておく。

           梅干しに初挑戦して

 

もともとも梅の量が少なかったせいもあり、本格的ではなかったが、生まれて初めて梅干し作りに挑戦して見た。予想していたが、予想以上に手間ひま掛かる工程だ。そのプロセスの中に、計算出来ない自然の要素が多数入っている。人知の及ばないところでの作業が多い。まさに健康保存食の代表。神秘の食べ物の王様だと思う。これらを作れる環境にあることの豊かさに感謝しないと、と思う。

 

こういう保存食作って自分だけ長生きしよう思ってる? 自分だけ長生きしてオモシロイのかな〜?。その頃には殆どの親族知人友人がサッサとこの世を卒業してると思う状況で…?

 

来年は来年になってみないと全てはワカラナイ。だけど、出来たらご縁ある人たちと作って見たい。

 

本日もご訪問ありがとうございます。それでも良い事がありますように!


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コメント: 2
  • #2

    planetary-n (土曜日, 13 8月 2011 23:02)

    佐藤 博明様、わぁ〜、名前入りでの書き込み、
    誠にありがとうございます。

    佐藤 博昭さんは、自分の知ってる方でしょうか? 全く判りませんが(笑)、ともあれ、こんな辺境のHPまで遥々お越し頂き、まことに有り難うございます!心より感謝致します!


    アチコチ、とり散らかっておりますが、どうか、お許し下さいませ。お時間の許す限り、お寛ぎ頂けると幸いです。

    ブログでも書きましたように、梅干しは初めて作って見ました。ヘタでもその過程を少しでも知っているのは、全く知らないよりは、遥かに良いと、思っています。実際作ってみると、中々難しいですよね。


    独居老人とありましたが、何とかやっておられますか? 熱中症が、昨今話題になっております。どうぞ、お気をつけられて下さいね。

    また、何か当方で出来る事はありませんか?ありましたら、どうぞ、メール、ご遠慮なくお便り下さいませ! どうか、この暑過ぎる夏を無事に乗り越えられますようお祈り申し上げます。

    この度は、ご訪問まことにありがとうございました。良い事がありますように!
      (ストレンジ・N拝)

  • #1

    佐藤 博昭 (土曜日, 13 8月 2011 19:01)

    梅干作り拝見させてもらいました、私も一昨年取れたてのあおい梅を沢山貰いどうしたものかと、途方にくれましたが、まず梅酒作ること考えて、ホワイトリカー買いに近くのスーパーに行き、氷砂糖も買い、梅酒つくりましたが、まだいっぱい余り、残ったのは塩ずけにしました、塩ずけにして一週間たった頃に、梅をくれた人が紫蘇のは持ってきてくれましたので、水洗いして塩でもみ
    アクを取り、塩付けした梅の水分梅酢をまぜたら、綺麗な紫蘇になり,そのまま塩漬けの梅に混ぜ込み、薄塩してましたから、カビが生えたらいけないと思い、前に漬け込んでました、梅焼酎を貝杓子三杯ほど入れて、漬け込みましたら、あまり酸っぱくもなく、塩辛くもなくいい梅干が出来上がりました、土用干も面倒でしませんでしたら、少しカリッとして美味いです。今年で二年目になりますがカビもでてません、しかし冷蔵庫にいれてます。自己流梅ぼし作りの体験談。ホームページありませんので、my アドレス 記入します、独居老人